時間効率やコストパフォーマンスを考えてオンラインで英会話を学ぶことを選択する人の数は着実に増えています。
一方で、「オンライン英会話で本当に力がつくのか?」という疑問や不安の声もいまだによく耳にします。オンライン英会話で話せるようになるかならないかは、どのように活用するか次第だと言えます。
実際にオンラインレッスンで実力をつけ、英語を話す喜びを味わっている人はたくさんいるのです。ではオンライン英会話で失敗しないための3つのポイントをご紹介しましょう。
1.学習目的を明確にする
何となく「話せるようになりたい」という気持ちでは、学習も長続きせず実力もつきません。なぜ英語を学ぶ必要があるのかをきちんと整理し、どんな場面で英語を使うのか、話す・聞く力が必要か読む・書く力が必要か、旅行会話レベルかビジネス会話レベルかなど学習目的を明確にしておきましょう。
目的を明確化すればどんなコースを選択すれば良いかが見えてきます。最近のオンライン英会話スクールは多様な需要に応えるべく教材やコースをかなり細分化しているので、ほとんどの目的やニーズをカバーできます。この点では通学型のスクールより優れていると言えるかもしれません。
この利点を生かすためにも自信の目的をはっきりさせておきましょう。
2.“オフ”ライン学習も充実させる
「オンライン英会話を受講したのに実力がつかなかった」という人に話を聞いてみると、ほとんどの人がオンラインでネイティヴと話しているだけで、自己学習の時間をほとんど取っていなかったことが分かります。
一方、オンラインレッスンをうまく活用している人は予習・復習などをしっかりと行っています。予習をすることで分からないことをあぶり出し「今回は何を質問するか」をまとめて準備しておきます。
レッスンで質問し解決したら復習で反復練習し定着させるのです。平均的なオンラインレッスンは1コマ25分程度ですから、これを最大限活用するためには事前・事後に一人でできる学習は自己完結させるというオフライン学習も大切にしましょう。
3.フリートークは最小限にする
「とにかくたくさん話すことが大事」と考えフリートークを重視する人がいますが、これは賢い方法とは言えません。
ノンネイティヴが英語を習得する最初のステップはできるだけ多くの英語の「型」を身に着けることです。このためには適切なテキストに沿って、繰り返し反復練習をすることが不可欠です。
フリートークはこの方法とは異なり、その場だけの会話を行うものなので、かなりの上級者でなければ効果が得られないのです。フリートークにも「思い切って話してみるという度胸が身に着く」というメリットはありますが、学習の初期段階ではフリートークに過度の時間を割くのはやめた方が良いでしょう。
まとめ
大切なことは、オンライン英会話はツールに過ぎないということです。使い方次第で絶大な効果を発揮することもあれば、まったく効果がない場合もあります。
3つのポイントを参考にしながらオンラインの特性をうまく活用し、英語を話す楽しみを味わってください。